回らない風車(授業提案)
昨日の続編です。
提案したプログラムの流れです。つくばでもエネルギーをテーマに環境学習は行われていますが、1回限りだったりで体系化されたプログラムが実施されていることはあまりないと思います。
風車を活用した授業案、プロジェクト学習「こんな風車を学校に設置しよう」
風車・風力発電を一つのテーマとして環境教育のプログラム案を作成しました。これは調査や話し合いなどを通して行う課題解決型のプロジェクト学習です。学校教育を想定していますが、社会教育の中でも十分実施できると思います。
対象:小学校高学年〜中学校
総時間数:32時間(約一学期間)(時間は学校時間)
1)風の力を学習しよう 2時間
・風の力を利用しているものを考えてみる
・揚力について考えてみる
2)風車の種類を調べよう 1時間
・風の力を利用している風車にはどんな種類があるのか本やインターネットで調べる
3)小型模型「風車をつくろう」 1時間
小型風車模型を作る。プロペラ型、サボニウス型など
4)どんな風車がよく回る?(扇風機実験) 2時間
・風の強さを変えたり、羽の数を変えてみる
5)いろいろな風車を調べてまわろう 12時間(2日)
・つくば市内、桜川市(旧真壁町)、波崎町などにある様々な風車を見学
・足利工業大学風と光の広場(栃木県足利市)
6)風車の長所、短所を考えよう 1時間
・ブレインストーミング「つくばの風車はなぜ回らなかったのか」
・ブレインストーミング「風車の長所、短所を出そう」
7)風車設置のプランニング 6時間
「どんな風車をどこに設置する?そのためには何を考えれば良いのだろう」
・風況調査をやってみよう
・風の強さにあう風車を選んでみよう、考えてみよう
・学校に置くとしたら、どこに置く
・発表
8)風車WEBBINGMAP 1時間
・今までの学習の整理や視点を変えるためにWEBBINGマップの作成
9)提案(CMづくり) 6時間
・ストーリーを考える
・コンテンツ作成
国際理解教育ひろば
ここ4年間ぐらいかかわっています国際理解教育ひろばの日でした。
例年最終回は2部構成にして、午後は、主体的に手を上げてワークショップを実行してもらうようにしています。
今日のテーマは
- 午前「持続可能な開発のための教育」について
- 午後 HIV/AIDSについて
「持続可能な開発のための教育の10年」は、はじまったばかりでほとんど知られていないです。(もっとも「国連の10年」は、ほとんど一般の人々に伝わってはいませんが。)
今回は、持続可能な開発のための教育とは何かを、参加型で考えていきました。
- このままでは持続不能なもの
- 50年後もそれを維持するにはどうすればよいのか
- そのためには何をすればよいのかについて、
自分の考えることを一つ、用紙に書き出していきました。共有では、同じようなことを書いている人同志が集まって、紹介しあいました。
3.については地域でどう進めていけばいいのかということや教育が大事だという意見が見られました。まさにこれらのことを伝えたり考えたりしていくことが「持続可能な開発のための教育」なのです。
午後からはシエアのボランティアグループによるHIV/AIDSに関するワークショップが行われました。若い人たちがファシリテーターを行っており、あれっと思う点もありましたが、わけあいあいな感じでした。
- 100人村のアレンジ体験
- カップの水(タイトルはうろ覚え)
- カイの物語
を体験しました。世界には約4000万人の人がHIVに感染しており1日に13000人以上の人がエイズによってなくなっています。
日本でもHIV感染者は増えてきています。先進国のなかでは、日本とロシアだけが新規感染者が増えています。感染していることに気づいていないと考えられる人も合わせると2万人程度といわれています。
【参考】シェアHP
http://share.or.jp/health/aids/
総合的な学習の時間

昨日は7月ぐらいからかかわってきました小学校の発表会へ行ってきました。発表会といっても場所をかりきっての展示になります。そして子どもたち自らが案内人としてガイドをしていきます。来場者に対して1年間の学習過程を(分担して作成した)メモをもとに説明しながら案内していきます。
展示はポスターだけではなく、ビデオやインターネットによるサイト展示、CMづくりの様子、体験コーナーなど様々な工夫、しかけがみられました。
最後のコーナーには「君の行動で変わるさあはじめよう」ということでクラスみんなの写真と映像メッセージが流れるようになっていました。ゴールは(見学してくれた方)各々の心にめばえたことを記入して張り付けるようにしていました。
子どもたちは1年間に渡って、フィールドワークや環境にやさしい生活の実施、全校への提案・実施・まとめを行ってきました。活動の中では、上手くいかなかったり、大変だったこともあると思います。しかし、その過程の中で着実に地球や地域の環境をみつめたり、より自分の生活を見直すことができるようになっていったと感じます。この学習にとりくんで行くことができたことを誇りに思って、これからも地球のために学習や活動を実施していってもらえたらと思います。
廃プラスチックのリサイクル
ペットボトルは分別収集されリサイクルのしくみができてきてはいますが、それ以外のプラスチックは可燃ごみとして燃やされているのが現状ではないでしょうか?
では研究用の廃プラスチックはどうなのでしょうか?
筑波大学大学院で研究用プラスチックをリサイクルし、二酸化炭素の削減を目指そうという試みが始まります。
筑波大学では年間800トンの廃プラスチックゴミが研究・教育の過程で生じるそうで、従来は焼却や埋め立てで処理してきたそうです。
今回の試みでは、プラスチックゴミをつくば市のクリーンセンターに集め、分別、破砕した後に再利用していくことになります。再利用の仕方としては、固形燃料化など石油代替燃料への転用や研究用プラスチック材器に成形などが行われます。
現在は試験段階として大学院の一つの科で回収用ボックスが設置されています。(筑波大学新聞(参考)
筑波大学は学生だけでも1万人を超えていますので、当然、廃棄物やエネルギー消費は多いかと思います。ISOなどを取得しないのかなあと思ってはいましたが、これがきっかけになるかもしれません。
この取組みが上手くいくかは、やはり、まずはプラスチックゴミを分別して捨てるということ意識や習慣づけることが重要です。
学校林で環境教育
学校林、再び脚光
10数年前に「学校林」というものが東北地方などにあるということを知りました。子供たちの作業や活動など「学びの場所」になっているようですね。
自然観察の舞台を提供
教育や学校運営費の捻出(ねんしゅつ)のために整備され、戦前は全国に広がっていた「学校林」。林業の衰退とともに、廃止されたり放置されたりしていたが、環境教育の教材として見直す動きが広がっている。自然観察など授業に活用しているほか、間伐や下草刈りに子どもたちが携わるなど、体験学習の舞台を提供。住民らの支援を得て、地域のきずなを深める役目も果たす。(日経新聞)
おそらく全国各地に学校林まではいかなくても徒歩でいける範囲に雑木林などがあるところは多いと思います。都市部以外は里山、田んぼなどの空間に覆われているでしょう。
実は私の母校も山といっても200mくらいの麓にあって、よく登ったり遊んだりしたものです。崖から出る湧き水も飲んだり。
新たに人工的なビオトープを作るのもよいですが、学校の周りの自然と親しむのもよいですね。
霞ヶ浦の貝塚
お隣の千葉県のニュース関連で下記のようなものを見つけました。
霞ヶ浦が今の形(利根川東遷)になって400年くらいです。利根川も明治時代初期に比べるとかなり流れも変わっています。
確かに貝塚は霞ヶ浦の周りには多いですね。海だったことがよくわかります。上高津貝塚は、自宅からも近くて何回かいっています。コンパクトな博物館ですが、見ごたえはあります。そのほか茨城県美浦村には陸平貝塚もあります。
千葉市若葉区の加曽利貝塚博物館で29日から「常陸の貝塚」が始まった。
「貝塚の謎を探る」をテーマに、全国の貝塚を対象に続けている企画展で、今回で10回目。2月28日まで。今回は全国でも千葉に次いで貝塚の多い霞ケ浦沿岸を主とする茨城県にスポットを当てた。霞ケ浦は、地球温暖化で海水位の上がった縄文海進時代(ピークは約6千年前)に、現在の印旛沼や手賀沼などと「古鬼怒湾」を形成していた。土浦市の上高津貝塚の貝層の一部をはぎ取って同博物館が加工処理した断面パネルには、マダイの太い骨がある。「60センチはある大ダイ」と村田六郎太副館長。マダイは外洋性の魚で霞ケ浦水域にはいなかった。銚子市周辺の縄文人から交易品として入手したと考えられている。(朝日新聞)