今日の講座
今日は、4月から参加している開発教育系の講座に参加してきました。今回は、講義で「参加型開発」に関してでした。
参加型開発という言葉は聞いたことはあるものの、実際に話を聞くのは初めてでした。インドネシアの例をあげ、社会化(上からのおしつけ型に近いもの)的な開発、そしていわゆるPCM、PLA、PRAの参加型開発についてのお話でした。これらのお話の中でも一番印象的だったのはいわゆる権力の分散?と開発者と受益者(当事者)の距離を示したものでした。上に上げた順に沿って、参加度と意思決定が住民側になるということと認識しました。
また、それにともないファシリテーターの役割もどちらかといえば説得型(これをファシリテーションというか別として)から、引き出し型へと変化することになります。
PCMは、サイクルに沿って参加者分析や問題分析、行動計画作成などをするもので、ほとんどビジネスプラン作りと同じものだなと感じました。課題解決型といってもよいかもしれません。
日本ではまちづくり活動などで参加者(当事者)が主体となり課題分析や行動を起こしている例が増えてきています。が、計画作りなどでは、アリバイ的に住民の意見を聞くことはあっても、現実的に反映するということは少ないように思います。。(いわゆるアリバイ的ワークショップなどといわれます。)
ファシリテーターが存在することにより住民の意見が出され、よりよいプランや行動計画ができても、それを進めていく土壌、環境が整備されていないと絵に描いた餅で終わってしまいますね。このあたりが課題でしょうか。