今日のつくば


TXが開通して2日目です。沿線各地でさまざまなイベントが実施されたようですが、秋葉原駅つくば駅でも混雑があったようですね。切符を買うのに30分1時間待つとかなんて・・うれしい悲鳴かもしれませんが、運営という点では失格ですね。

24日に開業したつくばエクスプレス(TX)に巨額の出資をしている沿線自治体は、新線の集客力や沿線開発の進み具合に、地元の浮沈をかけている。
TXは、85年、旧国鉄を含む第三セクターによる「常磐新線」として計画が持ち上がった。JRは採算面などから手をひいたが、地元自治体が協力し、運営会社「首都圏新都市鉄道」を設立。4都県をはじめ沿線16自治体が、資本金1850億円の9割を出資している。
 TXの路線周辺は、これまで鉄道の駅から遠く「陸の孤島」などとも言われた地域。計画では沿線の約3千ヘクタールに約24万人が住むとされる。自治体は、新線と一体化させた形での住宅建設による地域への波及効果に期待し区画整理事業に取り組んだ。
 だが、近年は、地価の下落で、住民の都心回帰が進んだ。宅地が売れ残れば、自治体は区画整理事業で「不良債権」を抱える。利用者数の伸び悩みはTXの経営に響き、「株主」としての自治体の負担増にもつながる。
 「都心から一番近い森の街」をキャッチフレーズに住宅の売り込みを図る千葉県流山市。井崎義治市長は「区画整理の事業者としても、TXの株主としても、沿線の街づくりに力を入れなければならない。黙っていても土地は埋まらない。私たちにとってはこれからが本番」と話した。
 約300の研究機関があり、1万3千人の研究者が働く茨城県つくば市。IT産業の集積地をめざす秋葉原と直結し、人の交流が活発になることで新産業が生まれると期待している。

今となっては「陸の孤島」が懐かしいですね。でも考えてみてください陸の孤島だからこそ感じえた、はぐくめた空間、場、気持ちがあるということを!陸の孤島にもかかわらずつくばの市民活動は活発でした。学生もよい意味で情報に流されず、自分をみつめ、マイペースで歩んでくることができたのではないでしょうか?
つくばの良さは職住接近による暮らしと向き合える空間だということです。TX開通により多くの人がつくばのよさを認識し、エンパワメントの主体となるよう努めていきたいですね。