まちづくりと学園祭

茨城大学水戸市文京二丁目、 菊池龍三郎学長) の学園祭 「茨苑祭」 が十九日に始まり、 大勢の人出でにぎわっている。 今年は初めて同大と地域連携協定を結んでいる鹿嶋市など三市町も参加、 地元の特産品などの展示即売などを行っている。
 参加した自治体は鹿嶋市のほか、 同大人文学部と地域連携に関する協定を結んでいる常陸大宮市大洗町。 このうち、 鹿嶋市は 「夢フィールド交流 (ふれあい) のまちかしま」 と題し、 特産のハマグリとホッキガイを具にした特選カレーの販売、 農業後継者クラブ 「一揆」 のメンバーが作った野菜などを販売している。
常陸大宮市は特産の漆のPRとして、 ウルシの木による草木染め、 ウルシの木の実のコーヒー試飲、 漆器類の展示販売などのほか、 野菜や焼き芋などを販売。 大洗町は 「大洗海の大学―特設茨大キャンパス」 と題し、 同大人文学部と同町の連携事業の紹介をはじめ、 大洗の海でとれたイワシのつみれ汁の販売、 大洗海の大学のPR、 ライフセービングを紹介している。

おもしろいコラボレーションですね。よく市のお祭りなどに学生団体が出展したり、参画することはありますが、これは、大学所在地を越えてかつ、行政が学園祭に出展しているということで面白い試みですね。大学生にとってはいくつかの自治体(地域の)の文化にふれやすくなったり、来場者にとっても、学生+地域の味が楽しめるということにもなりますね。