霞ヶ浦再生
霞ヶ浦再生
霞ヶ浦の浄化の取り組みは、継続して続けられていると思いますが、流域に100万人いる割には(いるから?)浄化の効果が目に見えて現れていませんね。
「交流」「情報」カギは「人」
霞ケ浦の魅力ある交流空間づくりを目指す「霞ケ浦再生担い手育成シンポジウム」が23日、土浦市沖宿の県霞ケ浦環境科学センターで開かれた。流域の住民団体をはじめ商工会議所、漁連などの各種団体、行政関係者など約80人が参加。午前中は3つの分科会、午後は全体会形式で基調講演と「こころをつかむ交流プログラムと情報発信のために」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。
「水辺に集まる人々」と題して基調講演した流通経済大教授(日本国際観光学会会長)は初めに、昨年一月の小泉首相による「観光立国宣言」以降の政府の取り組みについて説明。オホーツク海に注ぐ北海道・天塩川流域で十数年続いている広域イベント(百カヌーレース)の発展過程の研究を例に挙げて、「外から人を呼ぼうとすれば、誰もが自分の所をきれいにする」などと述べた上で「観光のカギは、まちづくり、人づくり」と強調した。
パネル討議は、分科会のコーディネーターやパネラーがそれぞれの討議結果を発表する形で進められた。「環境学習(エコツアー)」分科会からは、「環境問題については大勢の人に気づいてもらうことが大切。まず楽しむことから始めて、環境意識を高めること。それにはエコツアーが有効」と報告があった。
パネル討議でコーディネーターは「まず(議論を)実行に移し、継続する中から人が育ってくる」と期待を語って締めくくった。
霞ケ浦再生担い手育成事業は、霞ケ浦を生かしたレクリエーションゾーンの形成を図るのが目的。国土交通省の支援で今年度は全国九県で取り組まれている「地域再生等担い手育成支援事業」の一つ。今回のシンポジウムは、県地域計画課に事務局を置く実行委員会が開催した。
この手のイベントはよく行われています。評価すべきポイントは
- 霞ヶ浦の再生をエコツアーなどとからめた
- 従来の環境団体だけでなく多様な団体をターゲットにしていること
があげられると思います。
しかし、霞ヶ浦を管理する国土交通省霞ヶ浦河川事務所や茨城県の水環境室、霞ヶ浦環境科学センターとの連携はどうなのでしょうか?この企画を地域計画課が実施していることも気になります。窓口を一つにして、現実的にとりくんでみたらどうでしょうか?